今回は計装工事でよく使う電気工事材料について、具体的な型式を挙げて説明する。意外にこういうホームページがないので参考に頂きたい。
シリーズものにする予定なので、今回はラック編(3回予定)について紹介する。
金属ダクトや配管等についても、どしどし投稿していくつもりなのでお楽しみに!
1.ラック本体
■ネグロス電工
・ SR20:幅が 200mm 長さは 3000 mm (300× 7)
・ SR30:幅が 300 mm 長さは 3000 mm (300× 7)
2.ラック継ぎ金具(SR ラック片側)
■ネグロス電工
・ SRG1 内側 M8× 15 外側フランジナット
・ SD-SRG1 内側 M8× 15 外側フランジナット ※SD=高耐食性メッキ鋼板
※施工時はフランジを外側!!
※上下の向きがあるので注意!!
なおケーブルラックの両端には、ジョイント用の穴があいていますが、ケーブルラックを切断すると、ジョイント用の穴をあけなければなりません。
その時に便利なのが、ケーブルラック用穴あけ工具MAKRDP(ネグロス)です。ホルソーで穴あけする場合も。
3.ラックカバー
ラックの上部に蓋をするカバー。カバーはしない現場も多い。
■ネグロス電工
・ CV20 SR20 用
・ CV30 SR30 用
※カバークランプ(カバーをラックに留める金具)
・ CVCS20
・ CVCS30
4.ラック端末保護キャップ
ラックの端末につけるキャップ。
■ネグロス電工
・ SRBC 黒
・ SRBC-5Y 5Y7/1 色
5.ラックセパレータ
■ネグロス電工
※ケーブルをラック上で分ける仕切り板です
※分岐箇所の角度に合わせて、自由に曲げることが出来ます。
・ SNRDF2P:本体
・ SNQRDF2K:取り付け金具 ※セパレート一本あたり 3 か所以上支持必要。
・ SNRDF2G:継ぎ金具
・ S-EBT14-6:セパレーター用アース金具【10 個入り】
6.ラック振れ止め金具
ダクターチャンネル等にラックを固定する。
■ネグロス電工
・ SRS1 ※ラック継ぎ部以外につける
・ SRS3 ※ラック継ぎ部につける
※M6×20 ビス DKSN のナットで止める。
下の写真の向きで上からビスを差し込む。

※吊りボルト位置ラック幅+ 125mm 以上にしてください。
※ダクターチャンネルはラック幅+ 180mm 以上に切断してください。
7.ダクターチャンネル(ラック吊り用)
工場のH型鋼の天井梁等からラックを吊るためのダクターチャンネル。
■ネグロス電工
・ D1T40 幅 400、穴間幅 330
・ D1T50 幅 500、穴間幅 430
・ D1T60 幅 600、穴間幅 530
※ラック吊り用にすでに穴が開いているので、穴をあける必要なし。
※ダクターの形自体はすべて一緒、長さだけ違う。
8.ラックハンガー吊り金具(セット )
ダクターチャンネルを寸切りボルトで吊るための金具。
※プレート・ダクター中ナット・ねじ一式
■ネグロス電工
・ DHU-W3 W3/8 (さんぶ)寸切りボルト用
・ DHU-W4 W1/2 (よんぶ)寸切りボルト用
※ラックの重量によって選択
9.吊りボルト支持金具
工場のH型鋼の天井梁等からラックを吊るための寸切りボルトを固定。
■ネグロス電工
・ HB1-W3 W3/8 (さんぶ)寸切りボルト用
・ HB1-W4 W1/2 (よんぶ)寸切りボルト用
・ HB1U 六角 M8 が下側
※ちなみに寸切りボルトは「寸切 3/8*2000」の感じで商社に発注したりする。
※ナットは「3 分長ナット」「ナット 3/8 パック」の感じで商社に発注したりする。
まだまだラック関連の材料はあります。次回に続きます。お楽しみに!!